ドリームキャストのトラブルとしてよく話題に上がるのが、コントローラを接続する基板のヒューズになります。
ドリキャスにはいわゆる抵抗ヒューズという回路の保護用素子が使われているのですが、そのヒューズは拡張の振動パックを接続しただけで簡単に切断してしまうほど弱いんですね。
そしてヒューズが切れると回路が遮断されてしまうので、コントローラが利かなくなってしまう……
というなかなかに厄介なトラブルを抱えているんです。
切れたヒューズは交換するしかないのですが、切れるたびに交換していてはキリがないですよね。
※まあ拡張パックがなければだいぶ発生頻度は下がるので、使わなければいいんですが……
そこで、ヒューズが切れても繰り返し使用できるリセッタブルヒューズ[1]の出番。
抵抗ヒューズをリセッタブルヒューズに交換することで、ヒューズが切れても時間がたてば特に何もすることなくコントローラが使えるようにしよう、というわけです。
以下の性能を満たすヒューズであればどれでも構いません。わたしは(にて取り扱い)に交換しております。
項目 | 性能値 |
---|---|
定格電圧 | 72V |
定格電流 | 0.5A(500mA) |
トリップ電流 | 1.0A |
幅(リード線間隔) | 7.9mm |
本当だったらドリキャスの回路図とかを見て、ここのヒューズ抵抗がこういうものだからリセッタブルヒューズはこれを使おう、ってしなければいけないんですが、
流石に回路図レベルとなると情報もなく…… 周囲でこの性能のヒューズが使われているからこれにした、という感じです。
回路図が見つかったら、その時はもう少し部品精査してみようと思います。